「時代が変化している!」
GDP(国内総生産)の6割を占める個人消費が消費増税の関係で伸び率が7-9月期
マイナスになり10%へのアップを引き伸ばしたということはご存知のとおりです。
このことを私自身は昨年の9月より実感として感じていました。
大型のリフォーム案件の見積もりが極端に少ないのです。
このような現状にどう対応していったらいいか?悶々とする日々が今も続いています。
売り上げを確保する方法として従来のような販促方法「単純にチラシの枚数を増や
したり、DMの範囲、頻度を拡大したりする従来の延長線上では売り上げが上がらない。」
何か大きな時代の変化が起こっているのではないか?
ということを実感していたのでこのような問題意識を持ってテレビCM、
テレビショッピングを見ていたらあることに気が付きました。
それは「この製品を買ってくれたらこんな快適な生活ができますよ!」ということを
主眼においてPRしているのです。
従来のPRは「業界一番の節水、節電、省エネです。ですからこれだけ光熱費が
安くなりお財布にやさしいですよね!」とか「このビデオカメラは、画素数が
何百万画素で鮮明に映りますよ!」など性能、機能のPRでした。
ところが
例1
ビデオカメラを提案する際、孫の運動会を撮影するシーンにおいて
「画素が上がっているので、お子様の汗粒一つまで映せます。」これではもう響かない。
テレビショッピングで有名なジャパネツトたかたの高田会長は、こう言います。
「是非とも、このカメラで、あなた自身が、応援している姿、孫を微笑ましく見守っている姿を
撮ってください。
いつか、貴方たちは居なくなるだろうけれども、お子様が大きくなった時に、再生して貰い
自分たちにも、ここまで見守ってくれていた大切な人が居たのだと感じて欲しいです。」
「これからは、『商品の先にある幸せ』を伝えることが何よりも重要です。」
⇒ビデオカメラを、未来に想いを残す媒体であると提案しています。
例2
「働いているお母さんが、この調味料を使うことによって短時間で
しかも手作りのように美味しいお鍋を作ることができ、家族全員が一つのお鍋を
囲んで今日の出来事を話合うなど楽しい一家団欒の場が楽しめますよ!」
すなわち「調味料が一家団欒の場を提供します」とPRしているのです。
「最先端の研究で作った調味料の成分の説明をして、だから美味しいのだ!」
とは言って売り込みをしていないのです。
ホームページを見てみましょう。
弊社と関係が深い不動産業界のホームページは、従来 物件の仕様
(戸建て・マンション別、木造・RC造、間取り・価格など)、住所、駅、学校、病院などの
周辺地図 外観・内観写真を載せているのみが一般的である。
しかしここにきて上記の情報にプラスして
もしこの物件を購入して生活するとこのようなライフスタイルを手に入れることができます。
という物語を書き、このストーリーを読むと自分が主人公になった気分でその物件の
風や匂いや音を感じさせるような気分にさせるのです。
このプラスされたストーリーが時代の変化に応じた販促方法のように思えてならない。
このような観点に立って販促を見直すとさしずめ【光テック】のPRは、
「リフォームをするとこんな幸せなライフスタイルが楽しめます!!」という
ことでしょうか?
コンセプトは理解しましたがさて具体的な15秒のテレビCMのシナリオをどう
するのか?・・・これが問題だ!