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施工管理技士試験 合格への傾向と対策
                         
                            (株)光テック 代表取締役社長 
弘内 喜代志

1.はじめに
 

  電気・管工事施工管理技士の受験講習の講師を始めてもう何年になるのだろうか。
一番最初は、ポリテクセンターが主催して桟橋にある建物でスタートをした。その時、いろいろの事情で
12月から2月という寒い冬に講義をしたことをおぼえている。受講生は、18時からの授業開始に寒いにもかかわらずバイクや車で熱心に駆けつけてくれて、その熱意にこちらとしても一生懸命に授業をした思い出がある。

  たしか
19989月の集中豪雨でポリテクセンターで使っていた教室が水浸しになり急遽、別の教室に変更なった。その教室は、建物自体が取り壊されて新しくなった。当時の面影はもうそこにはない。このことがひとつの理由となり、主催が設備協会に移り会場も現在の設備協会の3階となった。このような変遷を考えると、よくこのような講習会が続いているものだと感心する。現に設備協会主催で講師のほとんどを会員から出しての講習は、日本中さがしてもここ高知以外はないということを聞いた事がある。

   ここでひとつの区切りとして、たくさんの受講生に合格してもらいたいという思いから、私の講師としての経験から施工管理技士試験 合格への傾向と対策」を寄稿させてもらうことにした。


2.
施工管理技士 国家試験の目的  

この国家試験は、国土交通省が認定した「現場代理人・主任技術者・監理技術者の力量をためす。」試験である。官公庁工事を受注しようとする時に、経営審査をうけなければならないが、この重要な項目として技術レベルを示すのが会社として社員が、この施工管理技士の資格を持っているかどうかである。
一級は
5点、二級は2点とカウントされてその会社にこの試験の合格者が何人いるかで、会社の技術レベルが社会的に評価されると言っていいのである。また、技術者の専任が建設業法に謳われておりその会社が完工高を上げようとすると如何に多くの施工管理技士がいるかで決まってくる。
 このような社会的背景で各社は、自社の社員に施工管理技士の国家試験に合格してもらいたいのであるが、最近の試験の傾向が段々難しくなってきて一回での合格が困難になってきている。
 合格の基本は、自分自身が勉強することであるが、やはりこの試験に臨むコツというものがある。そのコツを事前に頭に入れておくことにより、効率的に勉強をして一回で合格の栄冠を手に入れて欲しいものである。
 この試験の特徴は、現場向けの試験ということであるので難しい計算問題はでない。どちらかというと現場代理人・主任技術者・監理技術者として知っておくべき段取り、部位の名称、その役割、法律などの知識を問われるのである。

 
又、受験生として携っている工事と言っても幅がひろい。電気工事を例にすると、建物の打ち込みをやっている方、送電工事をやっている方、電気鉄道の工事をやっている方、空調の電気工事をやっている方、信号機をやっている方、計装工事をやっている方など実にバラエティーに富んでいる。その人達に公平に実力を問うとなると、どうしてもそれぞれの専門項目を問うという選択科目が多くなる。

ここがポイント。

合格の基準は、答えなければならない回答数の60%以上が合格。60%から100%までの人が合格である。59%では不合格である。合格通知書に、何点で合格したかは、書かれていない。100%で合格しようが60%で合格しようが合格には間違いない。
 よって、あまり合格の自信のない方は、60%で合格を目指せばよい。

では、
60%で合格する為のコツを伝授しよう。


3.
60
%で合格する為のコツ


@理論の問題は捨てる。

  受験生の一番苦手な科目がこの理論である。理論を理解する為には、三角関数、微分積分、複素数、ベクトルなどの数学的素養が必要であるのでなかなか苦手な人が多い。よく理解できないという人は、あっさりこの理論はあきらめたらよい。仮に理論が全部できなくても総合的に回答必要数の60%が正解であれば合格である。

A
4肢択一問題の解答のコツ

  問題の70%は否定的な問われ方をする。「間違いはどれか。」「不適当なものはどれか。」など否定的な問われ方をされる。人間の本能として、正しいものが正解と思うものである。ましてや試験会場では一種独特の雰囲気が漂っているので、試験慣れしてないほとんどの方は、難しい問題が目に入るとパニックをおこし問題の意味すらわからないまま、「断片的に目に入ってくる文字面だけで正しい文言にそのままこれが正解だ。」となって結局間違ってしまう事になる。
 これを防ぐ為に、問題NOの左に鉛筆で「間違いはどれか。」という時は、×を書き、「正しいものはどれか。」という時は、○を書いておく。
  それから4肢択一の問題1から解いて行く。正しければ○、間違っていれば×と問題番号の左に印を書いておく。一問や二問わからなくても?を書いておけばよい。4問のうち3問わからなくても残りの1
問は絶対間違っているということがわかったとしょう。その問題が間違いを答えなさいと言う問いであれば、この絶対まちがっている番号が正解となる。このようなことに遭遇して、かろうじて合格したという方をよく聞くものである。

  工事内容について問われる問題は、選択の幅が広いので、自分のやっている仕事に関係する項目のみ勉強する。全部を勉強する必要はない。もっと言うと選択科目のさらに60%をめざせばいいので勉強する範囲を狭めることで最小の努力で合格を目指すことができる。

B施工管理について
 

  施工管理については、実際現場を経験している方にとってそんなに難しいものではない。実際やっていることを思い出しながら現場打ち合わせ、メーカーとの打ち合わせ、発注者との打ち合わせ、下請けとの打ち合わせなど今まで経験したことをイメージしながら勉強すると効果的である。

C法規について
 

  法規については、建設業法のポイントが一番大事である。一級では学科試験に合格し、実地試験に合格して初めて最終合格となる。この実地試験に必ず建設業法がでる。
  しかし大体出るポイントがわかっているので、このポイントをしっかり押さえて置くことが大事である。
特定建設業者が、下請け契約合計3000
万円以上の施工体制をとった場合の管理技術者の配置、施工体制台帳、施工体系図などがでる確率か高い。

次に労働安全衛生法が大事。

現場代理人として一番大事な使命は事故をおこさないことであるから、現場の混在作業組織については毎年出題されるといってよい。

4.
勉強の仕方  


  講義で使用している過去問題集を集中的に勉強することである。この本は、解説が充実しているので教科書がなくても問題のポイントが理解できる。少なくても
5年間分を2回は見直して勉強してもらいたい。私の経験から言うとほぼ90%の人が合格している。どうしても時間がないという方は最近の過去問題3年間を1回勉強して後は運を天にまかすことにしますか。この方の合格率は、40%から50%であろうか。
  試験前の2ヶ月前ごろからこの過去問題集を弁当と一緒にかならず会社や現場へ持って行く。昼間休み時間とか仕事上待ち合わせの時間とかにこの過去問題集を必ず読むこと。たとえ五分でも問題を読んでいくこと。かえってこの短い時間の方が集中力が増すので効果的である。この毎日の積み重ねが合格という栄冠をつかむことになる。
 
家に帰ってから30分は、毎日勉強しよう。どうしても理解しづらい問題の場合、理屈は後からついてこいという考え方で「語呂あわせ」でもかまわないから覚えることである。各問題で、必ずつかんでおいてもらいたい事は、「どこが間違っているか。」と言うことである。過去問題集の解説欄から必ずなぜ間違っているかを確実に頭に入れておくことが重要である。この事が似たような問題が出た時に、応用が利くのである。


5.
回答のコツ

  選択科目解答数を決められているので、自信のある問題から当然回答欄に記入していく。絶対自信がある問題は、◎ まあまあは ○ 50%正解は △ まったく自信がない×

と言うふうに問題の番号に付けていくとよい。まだ答えなければならない選択科目回答数に足らない時は、あてずっぽでもいいから回答欄に回答数全部記入すること。このあてずっぽが当たったら日ごろのおこないがよかったということで、「もうけもの」というものである。
 よもや選択科目数以上に答えることはないであろうが、選択科目数以上の全問題答えて全部正解であったとしても、おそらく不合格であろう。問題をよく読むこと。試験時間はたっぷりあるのであせることはない。かならず見返すこと。最初は試験会場の独特の雰囲気に上がってしまって実力が発揮できない。一度問題に当たってもう一度問題に対処すると落ち着いて実力が発揮できるものである。
  試験が終わって仲間と解答あわせをしていると、わかっているのに変に理解していて「本番の試験で間違って答えた。」と言う、くやし涙にくれるということをよく聞く。そのようなことのないように時間一杯までいて一生懸命問題と戦うということも大事である。


6.
実地試験対策
 

  実地試験は学科試験の四肢択一と違って、記述問題である。すなわち解答を日本語で書かなければならない。この書くということが、いかにできないかということを認識すべきである。日ごろコンピュータで文章を書いているので、自分が鉛筆を持って文章を書くという機会が極めて少なくなっている。このようなことから漢字が書けなくなっているのである。もっというと書けたといっても文章になっていないのである。専門用語が正確に漢字で書けない。情けなくなるほど正確に書けない。

 まず書くことに慣れる事が大事である。
次に、頭で理解していることを言葉ということでしゃべることができても、「今言ったことを文章に書いてや。」というと書けないのである。知ってることをしゃべるということと知っていることを書くということは別の能力である。よって具体的に鉛筆を持って解答を書くという訓練を積まなければならない。

経験記述は、絶対事前に準備しておくこと。

  過去問題の傾向から本年度は、どの項目が出題されるのか大体予測がつくが、安全、工程、品質、施工などについてどこから問われても解答できるようにしておくこと。実地試験対策として講習会を実施するので、ぜひ出席して添削指導をうけてもらいたい。建設業法、労働安全衛生法は、該当する言葉を書かなくてはならない。学科試験では、四肢択一であるのに比べて同じ内容レベルの問題としても正確な言葉を書かなくてはならないので生半可な知識ではダメである。又正確な漢字を書かなくてはならないから、ポイントとなる用語を一度鉛筆を持って書いてみること。監理技術者、統括安全衛生責任者、総括安全衛生管理者など書けますか。 

専門用語の説明を問われる問題がある。

  絶対全部の問題を書くこと。自分で創造してもいいから、作文をしてもいいから、たとえその答えがうそであってもいいから全部書くこと。

なぜなら、はじめからわからないといって書かなかったら、その問題は、完全に零点である。なんとか必死の思いで書いたことが採点官の心を打って
1点でも、もらえばそれこそ「もうけもん」である。

7.
最後に

  試験会場は、できるだけ早く行って机に座ること。そうすると不思議に落ち着いてくるものである。私の経験から言えることだが、知識はともかく「なんとしても合格したい」という強い気持ちが合格につながっていると思う。給料があがるから、会社で認められたいから、など動機はどうでもよい。いやハングリーであればあるほど「どうしも合格したい。」と言う強い欲求となって現れる。神様はよく見ていてこのように「どうしも合格したい。」という人にこそ微笑むのである。
   
私は、大勢の努力している人々にどうしても合格していただきたい。講習期間いつも言っていることであるが、私の力でお役に立つことがあれば、いつでもどっからでもかかってきなさい。

  皆様受験生の全員合格を祈ってこの施工管理技士試験 合格への傾向と対策」終わりとしたい。

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